自閉症スペクトラム、ハム太の薬使用歴

こんにちは。

ちょっと気温も上がって過ごしやすくなってきましたね♪今年はビタミンサプリのお陰か?シリカを摂ってるからか花粉症が軽いです(^^)まだこれからかな…。

さて、今回はハム太の現在までに使用した薬についてです。

発達障害児に薬を飲ませることは賛否両論あると思います。

私も相当迷って最初の薬を飲ませた日は、本当に落ち着かなくて仕方なかったことを昨日のことのように覚えています。夫婦で在宅の日にしてすぐに学校に迎えに行けるようにしたなぁ。

たくさんの種類の薬を試してはいますが、どの薬に関しても気安く飲ませているわけではないのでご理解下さいませ。

あくまでもハム太の服用した感想になります。お薬の服用にあたっては必ず医師に相談してご家族でお決めください。当ブログ管理者は責任を負いかねます。

コンサータ

一番最初に試した薬だけに色々な想いがある薬です。

コンサータは脳の中枢神経に作用する薬で、作用機序は覚せい剤と似ています。数々の試した薬の中で、一番効果がハッキリしていたと感じます。

ハム太は元々、多動がすごいわけではないのですが、服用するとズーーンと落ち込んで大人しくなってしまいます・・。低学年の時は立ち歩きもあったようなので、その点の改善や集中力は抜群に上がりました。

しかし、ハム太には副作用が大きく、つらい思いをさせてしまったと後悔しています。土日や長期休みは休薬したり、あまりの副作用に平日も服薬しない時期がありながらも結局、3年弱服用しました。

◎メリット

・指示が通りやすくなった。

・きれいな字が書けるように。

×デメリット

・食欲不振→給食がまったく食べれない

・頭痛

・一番期待した友達への手出しやパニックは減らなかった。

・休薬日に衝動がすごい

ストラテラ

コンサータの副作用が強く、成長期にも関わらず体重が2kg落ちる(!)ということがあり、つらそうな様子も見て医師に相談したところ、こちらのストラテラを試すことに。

ストラテラは継続してはじめて効果が見られるお薬になります。やっぱり初めは特に何も効果が見られず。お友達に手出しなど減らなくて、一番困ったのがガスが出やすくなる、という副作用・・。

夏休み中に継続していたものの、新学期になって学校のトラブル頻発で、なおかつガスが・・となると続けられず、またすぐコンサータに出戻りしてしまいました(涙)我が子は合わなかったのですが、世の中(同じように発達障害の子育てされている方のブログを読むと、わりかしストラテラは合う方が多いような気がします。

◎メリット

・食欲不振がなかった

×デメリット

・効果が出るまでに時間がかかる

・胃腸系トラブル(ガスが出やすくなった)

 

インチュニブ

ストラテラが合わないことを伝えたとき、医師に提案されたのが当時出始めのインチュニブ。

この薬の成分のグアンファシンは血圧降下剤として使用されていたのですが、その効果を利用した薬になります。新薬ということもあってかなり期待したのですが、またまたドンヨリーヌ(妖怪ウォッチ風・笑)に。通っていたデイサービスの先生にも心配されてしまいました。

元々、血圧を下げるわけなので、血圧が下がりすぎていないかのチェックのために血圧計測もしないといけないし、当時は新薬だったから一度に14日分しか処方されない(現在は制限解除)ということもあって遠いクリニックに通っていたので、続けるのが難しかった薬です。効果が良ければ頑張ったんだけどなぁ。

◎メリット

・食欲不振がなかった

✕デメリット

・とにかくダルくなる

・頭痛

エビリファイ

エビリファイ散とエビリファイ液をそれぞれ違うクリニックにて、違う時期に試しています。

最初のエビリファイ散は、コンサータを飲ませたくなくて代理として処方をお願いしたものです。しかし、フラフラして学校の廊下を真っ直ぐ歩けず、ガンガンお友達にぶつかり、テンションも高い(担任談)と、問題が解決されず。

眠気が出やすいのを考慮して量をごく少量からスタートしたので、増やせばまた違ったかもしれないです。ハム太自身も『飲みたくない!』と言っていたので、散剤は1週間で終了。

エビリファイ液は、別のクリニックへ移って、少しして自閉症スペクトラムによる癇癪や暴力の対策のために提案されました。以前のフラフラがあったらイヤだな、とは思っていたのですが、コンサータを止めていたからか体重が増えたのもあって、前ほどではなかったです。

ただ、この時期に宿泊行事があって、飲ませてもらっていても癇癪がすごく、やっぱり合わないのかな、と考えていました。唯一、食欲があるのは良くて身長、体重ともに増えたのは良かった。

◎メリット

・食欲不振がなかった

✕デメリット

・ハム太には易刺激性に対する効果が見られなかった

デパケンR

最近まで飲み続けていた薬です。薬の名前としては、てんかん治療で有名かと思います。

デパケンRは、飲んですぐ効果があらわれるわけではなく、何年も継続する薬です。ハム太が医師から受けた説明によると、脳の回線を伸ばしていってつなげてあげるんだよ、と。

副作用もハム太は全く出ず、学校の先生や関係者からは『デパケンを飲んでから穏やかになった』と言われていたので、効果はそれなりに出ていたのかと思います。

小学校卒業まで飲むと3年間飲んだことになって良かったのですが、クリニックを変えたこと、また次に書くリスパダールとの組み合わせが微妙で、終了となりました。

◎メリット

・副作用がほとんどない

・穏やかになった

✕デメリット

・錠剤がちょっと大きめで錠数も多かったので途中で飲むのを面倒くさがった

リスパダール

現在、服用中の薬。

自閉症スペクトラムの易刺激性に対して、ハム太にとっては効果が高い薬が見つかりました。薬を飲み始めて4年弱経ちますが、最初からこの薬だったら学校生活がだいぶ違う歴史になったかも…。

ハム太には、ドーパミンを出す薬よりもドーパミンをブロックする薬が合っていたようです。エビリファイとリスパダールは似たような薬だと思っていましたが、学校生活のしやすさは全然違い良くなりました!

お友達とぶつかっても怒り出さないし、楽しそうであります。

全くもって問題がないわけではないし、そのことについては、また書きますが、現在のところリスパダールが一番合っている様子。

◎メリット

・食欲不振がない

・自閉症スペクトラムによる、易刺激性が緩和されている

・小粒でOD錠(水無しで溶けるタイプ)もあるので飲みやすい

✕デメリット

・服用してからお風呂に入ると頭がクラクラしてしまう


まとめ

たくさんの種類の薬をご紹介しましたが、同じ発達障害・ASDでも合う、合わないは本当にそのお子さん次第だし、年齢のステージや環境によって変わったりします。症状において増減もあるので、あえて服用した薬の規格(mg数)は書いていません。ハム太の履歴は参考程度にお願いします。

もちろん、薬は飲まないに越したことはありません。そして飲む・飲まないは他人から言われることではなく、そのご家族が話し合って決めることです。たまにネットで『コンサータは覚せい剤と一緒だから絶対ダメ!』『向精神薬を飲ませるなんて!』みたいな書き込みを見ることがありますよね。私だってそんな書き込みに散々迷ったし、何なら現在も迷っているし。何回もサプリだけでなんとかならないものか、と毎日思っています。

というわけで、お薬の力もごく少量借りながら、メガビタミンや鉄、高たんぱくを摂取する栄養療法も採り入れてやっています。

少しでも参考になれば幸いです(^▽^)/

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