アスペルガーの特性を和らげる3つの工夫

こんにちは。

先日、家族で『志村どうぶつえん』を観ました。パンくん賢くて、いつも志村園長をしっかり見ていて可愛かったなぁ♡

パンくんが、ハンガーに自分の洋服を掛けるシーンがあって、『偉いわぁ〜』って驚いているとハム太が

『(片付けなくて)すみませんねっ!!』

っと言ってきたのです。

確かにチンパンジーでもやってるんだから、ヒトのあなたも地べたにコートを起きっぱにしないでほしい…と願う母でした。

さてさて、今日は

アスペルガーの特性を和らげる工夫

でございます。

我が家のハム太も、アスペルガーという診断が下っているわけですが、

未だに、話すとイラッとするような返事が返って来たり、間合いが悪かったりして母子お互いに

もう、話さない!!(●`ε´●)

なんて言っております…。

ですが、年々、他人の気持ちはわかるようになってきているのかな〜。ゲームの影響でふざけているのか本気(マジ)なんだかわからないときも。

ただ、戦略的にやっていること3つを書いてみたいと思います。

話の最中に、〜って言っていいと思う?と聞く

アスペルガーの説明文で出てくるのが、人の容姿について空気が読めずに言ってしまう、というのをよく目にしませんか?ハム太には容姿について言わないように言い聞かせてるのですが、最近はこんなことを言ったりもするので例とします。

例『ママだって、オバサンじゃん』

例『ママのお腹もすごい』

と言われたとして、

◾オバサンって言われたいと思う?

◾女性にお腹出てるって言っていいと思う?

と、明らかにダメだよね?という含みは持たせつつも、どう思ったかも確認することができます。

○○って言ったらダメ!!

と教えてもいいのですが、それだとイイ・ダメの2択で白黒つけたがるようになってしまう。  

そうすると、白でもなく、黒でもないグレーの部分を感じることが出来ないので、結局は人の気持ちを汲みとれなかったり、社会にありがちな曖昧さに慣れずに辛い思いをするようになるのかな、と思います。

お笑いを一緒に観る

お笑いは、叩いたりするから観せたくない、というご家庭もあると思います。それはそれで立派な教育方針だと考えます。

もし、親御さんもお笑いが好きなら一緒にお笑いを観ることで、対人スキルが自然と学べる効果があります。

⚫お笑い芸人が○○って言うと他の人が笑うんだ。

⚫逆に☓☓って言ったら、嫌われてるなぁ。

⚫間合いの取り方

などなど。

もし、ツッコミが気になるようでしたら、録画したものを事前チェックしてもいいですね。

我が家も、ハム太がパニックになると人を叩いたり蹴ったりすることがあるので、観せたくないなぁ…っと低学年まではかなり管理していたのです。

だけど、留守番したり、自分で出来ることが増えてきて、以前みたく厳しく管理出来なくなってきたから考え方を変えてみています。叩くシーンがあったら、

『あぁいうのはダメだよね』

と伝えるようにしています。

テレビの影響は、少なからずあると思うけど、パニックになるのはその時その時で違う理由があるし(怒り、悔しさ、寂しい等)テレビを逆手に取って、

良い行動

良くない行動

を教えてあげるのは、アスペルガーの子どもにとって理解しやすいのでは?と思うのです。

簡単なゲームや、絵本でもいいですし、私のオススメはコチラ

クレヨンしんちゃんが大好きで毎週観ていた頃に買った4コマ漫画。

漫画だから、読みやすいし

⚫大好きなキャラ

⚫自然とお友達との関わり方が学べる

⚫4コマ漫画は起・承・転・結になっているので、空気が読めない子には最適

ハム太もたまーに引っ張り出してきて読んでます。ウチは、パルシステムでたまたま見かけて購入したのですが、普通の書店だとあまり見かけないので欲しい方はネットがいいかなと思います。

先生は教えてくれない! まんがクレヨンしんちゃんの友だちづきあいに大切なこと

空気が読めるようになるには、やっぱり様々な体験が1番

最後の3つ目ですが、

何だかんだいって、アスペルガーの子が空気を読めるようになるには、

人との触れ合い

様々な種類の体験

これらが最強!!

だからといって無闇やたらに人と関わらせて失礼な発言ばかりしたら、それはマズイですよね。

なので、お子さんのレベルに合わせて…最初は家族、兄弟姉妹など失礼発言したとしても許してもらえる相手とたくさんお話しましょう。(私も、メチャクチャ失礼なことばかり言われて毎日イライラの日々もありました)

様々な体験としては、その子の興味持ったイベントになるべく参加したり、お出かけをして色々な年代の『人』『手順』『ルール』『マナー』を体験させることです。

多動や奇声がすごくて順番を待てないとするならば、デイサービスへ通うとか、障害がある人のイベントに行ってみると他にもそういうお友達がいて気にならないかもしれませんね。

我が家は、ハム太が極端な怖がり&人見知りだったので、パパがいなくても日曜日は必ず電車やバスに乗って出掛けていました。

なるべく本物を体験させたかったので、

●星を望遠鏡で観るイベント

●奥多摩に行って釣り堀で魚を釣って食べる

●電車の1日フリー券を買って遠くまで行く

●汗だくになりながらのブルーベリー狩り

他にもたくさんお出かけしましたねー。今やどれにも付いてきてくれなさそうです(笑)

こういうところに出掛けると、交通機関のマナーをまず覚えます。恐らく、発達障害の子(特に男の子)は電車が大好きな子が多いと思うので、興奮して大きな声を出したり、繰り返し同じことを言ってしまったりするかとは思いますが、なるべく空いている車輌や時間帯に出掛けて地道に教えていくといいと思います。

イベントや施設に行くと、必ずといっていいほど他人との接触がありますよね。人見知りのハム太に少しずつ少しずつ『人馴れ』するように仕向けていきました。

わざと、『あのお姉さんにチケット渡して』と言ってみたり、

最初は、私がわからない事や質問をしにスタッフのところへ行って、慣れた頃にハム太に『ちょっと聞いてみて』と促してみる、といった感じです。

イヤだ、ママが聞いて!!

ママ一緒に来て!!

と言うこともしょっちゅうでしたが、イヤだと言うときは諦めて一緒に聞きに行ったり、

ママ、今ちょっと無理だから聞いてきて

と言うと、仕方なく聞きに行くことも。

100%人見知りが改善されたわけでもないので、現在も嫌がることがあるのは変わらないのですが、地道にやっていたので

初対面のお店の方にも、システムを聞いたりできるようになりました。

ハム太の習い事の一つ、ロボット作り

あと、発達障害のある子は程度の差はあるにせよ、普通の習い事を断られることがある、と聞いたことがあります。

それでも、その子の特性にあった習い事が見つかれば、ものすごく成長させてくれるし、アスペルガーの子でも自然と空気を読めるようになっていくと思います。

ハム太は、一般的な習い事をしたことがないのですが(ハム太が興味があるものが変わっていた)やっぱり興味があって自分からやりたい!というものは伸びるし自信に繋がったな、と。色々な講師の先生との触れ合いで『質問をする』という力がすごくついたと感じます。

今はコロナウイルスの緊急事態宣言で、外出もままならないけど、オンラインもあるし、是非とも色々な年代の人、様々な体験(何でもOK、できれば本人が興味あることを)をさせてあげて、アスペルガーの困った部分は和らげ、能力を思う存分伸ばしていってあげたいですね(^o^)

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