いよいよ全国に緊急事態宣言が出ましたね。これくらいの危機感は持っていいと思うのです。かと言えど、我が家は夫婦とも在宅ワークができる職種じゃないので仕事も行くし、買い物もしないといけないので、籠れないんですけどね。
我が家のお籠りさんは、ハム太と本物のハムスター。
ヒトの方のハム太さんは、休業中の課題がワンサカ出てるのですが、もちろん自分からやるわけもなく…。
特に、自分で教科書や資料集を見てまとめるような課題は大の苦手です。ルーティーンが決まっているものが好きなタイプ。反対に漢字ドリルなんかは自分でも出来るので私が留守のときにはもってこい。
私が在宅時に、算数とか、まとめ系の課題をやるわけですが、しょっぱなからイライラしとるわけです。ガンガン言うときもあるのですが、最近は悟りまして、
⚫資料集の丸写しOK!
⚫汚い字でもOK!
⚫余白がスカスカでもOK!
としてます。
本音では、
これからのAI社会にはオリジナリティが大事なんだー!!教科書丸写しなんてロボットに負けるじゃないかっ!!!
と、言いたいところ(いや、実際はオリジナリティが大事なことは言い聞かせてる)
でも、まずは書くのが苦手な子が
『書いたぞ』
という満足感が質より大事なのかな、と感じたのです。
今まで、とにかく私は細かく指示を出していたし、これは発達障害の子どもがいる方は同じかと思うのですが、
普通に、並に行動してほしい
と思っていたのです。
学校の課題は教室の後ろや廊下に貼り出されますよね。学校公開では、お母さん方が
『○○くんの字、上手〜!!』
『○☓さんは何でもできるんだね』
なんて言い合ってるのが聞こえてきたときに、やはり気になります。
ハム太も集中して書けば、大人並にきれいな字が書けるのになぁ…。いいアイデアも持ってるのに、授業に出なかったりしてなかなか発揮されないよな…。
なんて思ってしまって、悲しくなってきてしまいます。
でも、それは私のエゴであって、ハム太という私からは切り離された、一人の存在だということに気がつかないといけなかったんですね。
だから、上手くまとめられないものを掲示されていたとしても、
ちゃんと書いたんだな、すごいすごい!!
と感じてあげることが成長につながるんだと思います。
低学年のときに、クラスにのんびり屋さんのお子さんがいました。
学校公開のときに、授業が終わってお子さんが後ろにいたお母さんに飛びついたんですが、お母さんが
よくできたねぇ〜!^_^
って、それはそれはワンちゃんを撫で回すかのようにエライエライ!って抱きしめていて…。
それが本当にハッとして忘れられないのです。
ハム太に、こんなふうにしてあげたことがあったかな?普通になってほしいばかりに叱ってばっかりで…、と。
そのお子さんは、現在でものんびり屋さんですけど、お母さんの愛にゆっくりゆっくりと育っていると思います。
自閉症スペクトラムの子で、本当に没頭したり、自分で研究するのが好きなタイプなら、まとめたりするのは苦にならないと思うのですが、ハム太のような書くのが苦手なタイプには
◾無理に書かせない
◾少しでも書けたらOKとする
◾口で意見やアイデアが言えるなら、代わりに書いてあげる
◾絵が得意なら図表でまとめる
のが自信を失くさないためにはイイですね。
私は上記のような形で、失っている自己肯定感を復活させつつ、将来的にはアイデアを形にできるヒトになれるように支援していきたいと考えてます
(๑•̀ㅂ•́)و