こんにちは、はまごです。
挨拶って人間関係を築く上で大事なことですよね。
だけどASDの子には挨拶が苦手な子も多いのでは?
今日のお悩み解決は…
・挨拶をしないから注意してばかり
・親の躾が悪いせい?
・やっぱりASDだから?
・武道をやらせようかな
・お友達はハキハキして羨ましい!
こんなお悩みや疑問を解決します
挨拶をしないから注意してばかり!でも大丈夫。
近所の人に会ったときなどにママの陰に隠れたり無視をしてしまったり…と恥ずかしがり屋さんは多いですよね。
将来、挨拶をしない子になってしまうんじゃないかと心配のあまり
『ちゃんと挨拶しなさい!』
と注意するとむくれたりして余計イライラ!みたいなことってありませんか?
ハム太も特性的に知らない人に目を合わせることはしません。
何百回、挨拶!挨拶しなさい!と言ってきたかわからないほどです。
挨拶するときもあるし、お隣さんのご挨拶をスルーして走っていってしまうことも…。
でも、中学生まで育ててきて解ったことは
挨拶!と注意されるほどしたくなくなる!
という悲しき事実…。
幼稚園の3歳とか5歳くらいの年齢では
『挨拶の重要性』はわかっていないので言われるからやっているだけです。褒められるからとか逆に叱られるから。
できなくても心配ないです。
それよりも
挨拶すると友達と仲良くなれる気がする
とか
ごめんねっていわないと嫌われちゃうんだ
というような本来の挨拶をする意味を理解できると自らやるようになります。
それに気がつくのは1年後かもしれないし、大人に近づいた頃かもしれないです。大人だって挨拶しない人いますもんね。
親の躾が悪いせい?
子どもが恥ずかしがって親戚や近所の人に挨拶できなくて、親が注意を受けることもあるでしょう。
そうすると『私の躾が悪いからだ…』とママは思ってしまいがち。
そこで『挨拶しなさい!』と叱るよりも、もっといい方法があります。
それは
ママが挨拶しているところを見せる
ただ、それだけでいいんです。
挨拶してるときに後ろに隠れていたら
『ほら〇〇さんだよ、こんにちは〜って言おうか』
ということを繰り返します。
お相手から『〇〇ちゃん、こんにちは!』といわれて答えられなかったら
すぐに『〇〇、こんにちは!でしょ‼️』と言いたくなりますがそこはグッと我慢して。
数秒様子を見て『こんにちは〜』と代わりに挨拶しちゃいましょう!すぐにしちゃうと
『しなくてもどうせママが言ってくれるし』
とますます挨拶から遠ざかってしまいます。
それでも躾に文句をつけてくる人には
『ゆっくり覚えていくので【大丈夫です!】』
『ありがとうござい【ます!】』
と語尾を強めにいうとよいです。
確固たる信念がある人には強くいえないものなんですよね。その後は、何をいわれてもひたすら無言で通しましょう。
続けているとなにもいわれなくなりますよ(経験済み)
やっぱりASDだから?
子どもは挨拶が苦手な子が多いけど、ASDだったら余計に苦手では?と思いますよね。
これはひとえにASDといっても、積極奇異型(人との距離が近すぎるタイプ)の子はハキハキ挨拶して近づいていく子もいますし、ハム太みたいに目を合わせるのをイヤがる子もいます。
目を無理やり合わせなさい!というのは酷なので、
挨拶しているのを見せ続ける
しかないのですね…。
知り合いとすれ違ったりしたら、ママが「こんにちは〜」と挨拶し、もし後ろに隠れてしまっても
「〇〇も、こんにちは〜!ってね」
といえばOKです。
ふざけたり、逃げてしまったら
「〇〇、挨拶するよ〜!こんにちはだよ」
と声掛けだけはします。
これを一緒に歩くうちは何年も続けていきます。
それから、ハキハキと挨拶をできなくても感じ悪くならない方法があります!
それは、
会釈を覚える
ということです。
会釈なら声を出さなくていいので、ハードルが下がるのでは?と思います。
ハム太には、1年生くらいの頃に教えました。横断歩道を渡るときに譲ってもらったら
ニコッしてペコリするよ
と教えました。
ニコッと愛想までしなくてももちろん大丈夫です。ウチは写真をほぼ毎日撮っていて「ニコッして〜!」というと笑顔になっていたのでそのようにしていました。
日本人特有の「会釈」で挨拶も小学生になったら教えると恥ずかしがり屋さんでも挨拶したことになりますし、安全面からいってもオススメです。
武道をやらせようかな
あまりにも恥ずかしがり屋だし、武道でもやらせようかな…
男の子がいると一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
我が家も「剣道」の練習をみて興味を持ったのとシャキッとしてほしくて見学に行きました。
結果的には、大人の稽古でドンッと踏み込む音に圧倒されて入会せずに終わったのですが。
挨拶をしないからという理由だけなら、私は武道をやらせる必要はないと思っています。
なぜかというと、成長していくうちに環境により挨拶できるようになる可能性があること
それから
武道は元々、規律を重んじる習い事なので発達障害だからといって多めにみてもらえないと思うからです。
子どもが「やってみたい!」というなら別ですが、武道=挨拶できるようになる
と期待して考えてしまうと子ども自身が辛くなってしまう可能性が高いです。
タイプによって向き不向きはあるので、「やりたい」といえばとりあえずやってみるのもいいかもしれませんね。
お友達はハキハキして羨ましい!
ハキハキ挨拶できるお友達はうらやましい限りですよね…。
保育園から現在まで何十回と思ってきました。なにか行事があれば代表になれる子がうらやましい!と。
その気持ちは無理やり消さなくてもいいんじゃないかな〜と思うのです。
挨拶をしなくて叱ったり、代わりに挨拶してみたり試行錯誤しながら時を経て成長を待つしかないのですが、できることが一つだけあります。
環境を変える
ということです。
よく受験の志望校選びのときにいいますが、
ランクを落としてトップになるというアレです。
主に子どもの環境といえば「学校」になるわけですが、転校は簡単にはできないけれど卒業の節目であれば思い切って環境を変えることもできます。
我が子が引け目なく活躍できる場所に変更するのも親子ともに他人を気にしすぎなくなる方法だといえます。
ハム太は普通級に入学したものの、学校生活の困難さから支援級に転籍を懇願しても叶いませんでした…。
悪いことでしかスポットライトを浴びたことしかありません。うらやましい!うちの子もすごいところあるのに!と思っても実際は叱られるか排除されるか。
そのため公立中ではなく、同じような子の中で活躍してほしい、自己肯定感をあげてもらいたいと現在のフリースクールを選びました。
一目置いてもらえることもあるようで、受験はそれなりに大変だったけどよい選択ができたなぁ、と思います。
そこまで大きく変えなくても、
・習い事を辞めてみる、または違う教室に行ってみる
・放デイの回数を減らしてその分で家でできる楽しみ、特技を増やす
などちょっと変えることはできますよね。
挨拶の話からかけはなれてしまいましたが、結局環境が合うところになじむと自分に自信がついたり、不安がなくなることで余裕をもって挨拶ができるようになることもあります。
今回のまとめ
・挨拶、挨拶いわなくてOK!
・親が挨拶してるところを見せる機会を増やす
・挨拶しなかったら少し間をおいて、代弁してあげる(見本と安心感)
・会釈を身につける
・躾に文句いう人には「ゆっくりやるので大丈夫です」と毅然と言い切る
・武道は向いてればラッキー。基本的に「挨拶目的」ではオススメしない
・進学の際にはランクを下げた環境へ。不安がなくなると挨拶につながることも。
参考になれば嬉しいです!